絲山秋子と紋舞らんに、同時に萌える夜もある。

芥川賞を受賞した絲山秋子の短編集『ニート』を読んでいたら(俺もニートなのでこういう本は素通りできないのです)、最後に収録されている「愛なんかいらねー」という話が非常にエロくてむらむらしました。
大学で研究をしている中年女性たぶん40歳くらい)が、刑務所から出てきたばかりの元知り合いの年下男に家に居付かれ、スカトロアナルセックスブビー!!という話です。いや、ほんとはもっと全然文学的なんですけども。
「作者は欲情させようとして書いてるわけではないんでしょうが、ぐちゅぐちゅ」とか「ぴちゃぴちゃ」とか「ドクドクッ」とか「あひいっ……イイッ……!!」とか言わなくてもエロいのってすごいなあ、と素直に感心してしまいました。もうちっと若ければオナニーできたかもしれないのだが。惜しい。
絲山さんは1966年生まれの40歳、電車の中吊広告で見た写真は黒縁眼鏡にショートカットで化粧っ気のないバレー部員みたいな感じだったけれど、セックスしたらけっこうエロい女な気がするなあ。もし俺にちんこがついていたら、ちょっとちょっかいを出してみたい人であります。


【本日の自慰】
「モンブルローズ」(ナチュラルハイ)を鑑賞。
「おはら汁」という人気ブログをやっている自称・業界ゴロの荒井氏が監督した作品で、「ランブルローズ」という人気格闘ゲームソフトをかなり精巧にパクッたものだとか。すみません、おばちゃんゲームはここんとこドラクエとズーキーパーしかしてないので、そこらへんのキモの部分がよくわからんのです。あ、あとソリティアね。
出演は紋舞らん・中野千夏・宮地奈々・秋津薫・恋水りのあ。内容は、レズと金粉とメッシーとキャットファイトで、男優が一切出てきません。ペニバンレズのペニバンも、今主流のリアルペニバンじゃなくて普通のやつ。AVとしてはいわばフェチものであります。
そんなわけで、キングオブ一般大衆の私としては、すまん。オナニーして抜くとこまでは行けませんでした。
でも、見ていて思ったのは「ああ、ちゃんとした作品だな」ということ。ストーリーもしっかりあるし、出演者は全員芸達者でエロくて美しい、プロの集団。(特に秋津薫嬢の悪役カコヨス!)
AVは自分の性癖に合うものと合わないものに分けられると思うんだけど、それとは別に、ちゃんと作っているか適当に作っているかにも分けられると思うのです。もちろんちゃんと作っていて性癖に合っていれば最強なのだけれど、たとえ性癖に合わなくても(ヌケなくても)、ちゃんと作ってるものはやっぱり見てて面白いのだという当たり前のことを今さらながらに思った次第。なんというか、抜けずとも萌えられるのですな。うん。
しかし、紋舞らんは「AVアイドル」として行き着くところまで行った感じがするなあ。及川奈央とか、森下くるみとか、蒼井そらとか、アイドル並みに綺麗で地上波にも出るAV女優は他にもいるけど、やっぱり「AVアイドル」という言葉を具現化したとき、そこにできあがるのは紋舞らんじゃなかろうか。